台湾ファンの心を揺さぶった19話

同作アニメの19話「ヒノカミ」がターニングポイントになったというのは、どうやら台湾のファンの間では通説のようだ。「ヒノカミ」は、那田蜘蛛山編の最高潮ともいえる回。炭治郎と禰豆子の兄妹愛に涙した人も多いことだろう。

1995年に設立され、台湾で最大のコミュニティをもつネット掲示板「PTT」では神回と紹介されている。コメントを翻訳してみよう。

「作者が感動したって言ってた通りだね」
「この回を見て珍しく推薦しようという気になったんだけど、今の今までどう表現すればいいのか、ぴったりの言葉が見つからない」
「音楽を差し込むタイミングが絶妙」
「この回なら50回は見られる」
「見終わったら眠れなくなった」

…絶賛の嵐である。

今回のために集まったスタッフ。コスプレも楽しみ方のひとつ ※掲載の許可を得て撮影しています

イベントスタッフの1人、翔冰さんはこの日、鬼滅に登場するキャラクターに扮した姿で話を聞かせてくれた。

「私の場合は、アニメから見ました。去年の7月ごろだったと思います。そのあと、やっぱり続きが気になって、ネットでコミックも買いました。私が買ったのは中国語版です」

台湾には米Amazonは進出していないが、代わりに台湾版Amazonともいえる「博客来」がある。台湾の主に出版物のオンライン販売サイトとして知られる。

日本では、こうしたオンラインのECサイトで送付先となるのは客自身の自宅が主流だろう。しかし、台湾では自宅近くのコンビニであることが多い。そのため、日本のように再配達の問題は議論されることがない。もっというと、翌日やその日に配達ということがそもそも求められていない。