『梨泰院クラス』が「韓流嫌いの中年男性」にも響いた3つの理由

男の大好物がつまっている
稲田 豊史 プロフィール

中年男性に響く理由3:
コロナ禍の自宅視聴にフィット

『梨泰院クラス』が日本を含む世界で全16話一括配信されたのは2020年3月28日。新型コロナウイルスの流行により、中年男性含むサラリーマンたちのリモートワークが推奨された時期にも重なる。

一日中自宅にこもらなければならないリモートワーク中は、気分転換がしにくい。そんな折、「パソコン机に着席したまま視聴できる」「シリアス展開ながら基本的にコメディタッチなので気軽に見られる」本作は、それまで平日日中はオフィスに詰めていた中年男性たちに、まったく新しい連続ドラマの視聴習慣を根付かせた。

〔PHOTO〕iStock
 

午前中集中できたら昼休みがてらご褒美に1話見よう、などと決めて仕事のモチベーションを維持していた。リビングは子供が占領しているので、視聴はもっぱら書斎のPC」(40代男性・既婚・子供あり)

「コロナ前のお昼時は、会社近くの定食屋に置いてあるマンガ雑誌で、気に入った連載の最新回を読むのを習慣にしていたが、本作もそんな感覚。自宅仕事の合間にコンビニ弁当を食べながら見ていた」(30代男性・未婚)

一方、セロイの父親に対する想いや、家訓への言及、敵味方ともに「血筋と家族の物語」であることから、こんな意見も聞かれた。

夫が感化され、『うちも家訓を作りたい』『郷里の父親と久々に酒を飲みたい』などと言い出しました(笑)。コロナ禍で家族と一緒に過ごす時間が増えたこともあり、改めて父親や家長の役割、家族の絆について考えさせられたようです」(40代女性・既婚・子供あり)

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