安倍よ、もう終わりだ…石破茂「本当の逆襲」がいよいよ始まった

安倍首相は「石破にだけは渡さない」
鈴木 哲夫 プロフィール

二階氏は変幻自在。あらゆる人に会い、最後は最も現実的な落としどころを探す。岸田氏や一時は自分を切ろうとした安倍首相とも会食している。だが今回、選挙が近いことを考えると、「勝つためには顔。国民的人気なら石破氏。二階氏の頭の中にはポスト安倍の落としどころの有力な位置に石破氏がちゃんとあることが、最近の石破氏との近さを見ても明らか」(二階派議員)という。

二階俊博氏〔PHOTO〕Gettyimages
 

菅・二階、「二人のおっさん」の連携

また、ポスト安倍の政局のキーマンの一人が菅義偉官房長官だ。

「いま官邸内で菅官房長官と首相の信頼の厚い今井尚哉秘書官県補佐官の関係がうまく行っていない。二人の溝が深まったのは、令和元号会見で菅氏の存在が国民の間に浸透し始めたあたりから。

今井氏にとっては今後ポスト安倍政局に入っていく中で菅氏に主導権を握られたくないという警戒感がある。桜を見る会の処理や新型コロナの補正など今井氏は菅氏に一線を引いている。菅氏も違和感を持っている」(安倍首相に近いベテラン議員)

その安倍政権で疎外感を覚えている可能性が高い菅氏に連絡を入れているのが二階氏である。

「菅さんの官邸内での立場を心配して度々電話を入れ気遣っている。二階派には菅さんとそれを支える無派閥議員らと合流するプランを話す幹部もいる。ポスト安倍で二人が一緒になって主導権を握ることになるだろう」(菅氏を支える無派閥議員)

さらにこの二階・菅コンビには公明党とのパイプもある。菅氏は最大の支持団体・創価学会幹部との信頼関係を築き上げてきた。二階・菅・公明党というトライアングルが連携を強め、今後ポスト安倍などにおいて発言力を増していくことになる。そこで持ち上がっているのが石破氏…。

「石破氏は周囲に、菅氏とも時機を見て意見交換するつもりと話している。表での政策的な主張だけでなく水面下で二階・菅氏など支持を広げようと動いている」(前出石破派幹部)