【漫画】1分で感動! 犬嫌いのおばあちゃんが犬を飼った「泣ける理由」

地震だけじゃない。今日、日本中どこにでも起こる物語。あなたならどうしますか?

コロナ第二波が静かに近づいているのでは……?と不安を抱えるなか、未曾有の豪雨が、日本列島を襲っている。

感染症と異常気象というダブル災害のなか、日本人にとって記憶に新しい東日本大震災をつづっている新人漫画家の作品が、静かに感動を呼んでいる。

子供にペットをねだられて、「うちでは犬は飼えません」と言ったことはないだろうか? こどものころ、どうしても動物と一緒に暮らしたくて「猫を飼いたい」と言ったことはないだろうか?

今回の「はじめての犬」は、Twitterでも大反響を呼んだ第一回「おまじない」の後日譚。大震災で亡くなった虎太郎の夢を、代わりに祖母がかなえる物語だ。

 

ヤマモトさんの思いを担当編集者に聞いた。

「今回出てくる豆柴犬は、ヤマモトさんの考えている本編の主人公です。東日本大震災で、ほんの子犬のときに、がれきのなかで、家族を探している柴ばあと出会いました。

この4ページシリーズは実は、ヤマモトさんの『柴ばあと豆柴太』という今後掲載予定のストーリー漫画の登場人物たちの過去や思いを切り取ったショート断片で、本編には入れられないけれど、それぞれの記憶の中で、真ん中に座っている出来事を思いつくままに、Twitterで発表していったものです。

本編を描くためにヤマモトさんのなかで描かずにいられなかった断片を、本編連載の前に描き、自分のTwitterで発表する……という、漫画の常識からすると、まったく逆の作り方で作られたものです。

4ページだけなので、何十ページ分もの感動や物語は詰められないけれど、すこしでも伝わることがあれば……という思いで、Twitterに上げていったけれど、もっと描けたのでは?といつも思っているとのことでした。

東日本大震災では、たくさんの犬や猫などのペットが一緒に避難することができず、1日や2日で帰宅するつもりだった飼い主の方々に大きな心の傷を残しました。その教訓が、同行避難という環境省の指針を生み、大事な家族の一員として一緒に避難できる環境が整ってきています。

ただそうしたこともまだきちんと伝わっていないのでは? 漫画を通じて少しでも伝わってくれたら?という思いと、亡くなった孫の夢を受け継ぐことで、同時に幸せをもらっている……ということを描きたかったそうです。

本編『柴ばあと豆柴太』は、この豆柴犬の目線で、今の東北の港町が、そして大事な家族としての柴ばあが描かれていきます。

「ひとりではない」という思いが人を救います。ヤマモトさんの作品がいつも伝えたいのは、だれか、心の中に大事なひとがいれば、その人はひとりではない……ということ。日本のペット産業は1兆5700億円。それだけたくさんの人たちに、大事な家族である動物たちがいます。

今、コロナの中で、家族をはじめ、身近ななかから喜びを発見できることが、幸せの秘訣になっています。豆柴太のぬくもりがあなたも少しでも温めますように」

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作者紹介

ヤマモト ヨウコ

京都府出身。現在、転勤で仙台在住。初連載に緊張中。豆柴太をよろしくお願いします! https://twitter.com/YY0905

次回は7月23日更新!