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知らないとヤバい!日本全国「あぶない地名」…「九州豪雨」で蘇る驚愕の歴史

この漢字が入っていたら要注意
マネー現代編集部 プロフィール

「高級住宅街」の宣伝文句のウラに…

歴史に残るような大規模な災害。これらが発生した場所には、多くの場合、特有の地名がある。今から40年近く前、1982年7月23日から翌24日にかけて、長崎市内を集中豪雨が襲った。「長崎大水害」と呼ばれるこの水害で、市内全域は瞬く間に冠水した。

被災地の中でも、23人という多くの犠牲者を出したのが長崎県長崎市鳴滝(なるたき)だった。この町はかつて幕末期に出島で医師を務めたドイツ人・シーボルトが開設した鳴滝塾があった場所として有名で、現在も観光客で賑わう。だが実は水害多発地帯としての一面もある。

「鳴滝」という地名について『地名用語語源辞典』(東京堂出版)では〈水音をたてる滝。水音の激しい急流〉と説明しており、水が激しく流れる土地を示している。

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長崎大水害で甚大な被害を出した鳴滝だが、被災現場を訪れたところ、もはやその面影はなかった。新しく建てられたのであろう住宅を含めて、家々が密集している。

この鳴滝は昔、人々が頻発する水害を避けたため、それほど住宅はなかったそうだ。それが近年になって引っ越してくる人が急増し、今のような住宅地を形成しているという。その理由を、長崎市内の不動産業者はこう指摘する。

少し前に、鳴滝を『高級住宅地』にする触れ込みがありました。それからですよ、どんどん家が増えていったのは

たしかに町を散策してみると、シーボルト記念館の周辺は綺麗に整備されており、異国情緒すら感じられる。ほどよく自然もあって、閑静な山の手といった雰囲気だ。不動産業者は続ける。

お店に来る年配のお客さんの中には『高級住宅地』という宣伝文句に惹き付けられて鳴滝に家を建てた方が大勢いらっしゃいますが、後から防災マップを見て、ビックリされますよ

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