Photo by iStock
# 新型コロナウイルス

飲食チェーンが次々と「幽霊レストラン」に乗り出す理由

新時代のスタンダードになるか

「幽霊レストラン」とは?

新型コロナウィルスにより外食業界は、個人・中小企業から大手チェーン企業まで、大きな影響を受けただけではなく、今後の「在り方」も大きく問われている。

ファミレス企業や居酒屋企業による大量閉店による財務体質強化の発表や主要業態のM&Aによる売却発表も記憶に新しい所だ。

企業としてはまずは出血(赤字)を早々に止めたい。そして事業規模は小さくなっても財務体質を整え早々に攻撃・再成長に舵を切りたいと考えているものだ。

Photo by GettyImages
 

そんな中、外食企業で「幽霊レストラン(=ゴーストレストラン)」なるワードが熱を帯びていることをご存知だろうか。例えば、あの丸亀製麺を展開するトリドール社も、このゴーストレストランを運営する会社のM&Aを発表している。

何年も前からこのワードは、外食業界で認知されていた。それこそ、欧米ではすでに主流のビジネスモデルにもかかわらず、本格的に参入する国内大手チェーンはなく、中小企業がチャレンジを始めているくらいのものだった。

では、そのゴーストレストランとは、いったいどのようなものなのか。

一言で定義するならば、「無客席型レストラン」となる。すなわち、設備がキッチンのみという、デリバリー・テイクアウト専門業態だ。

欧米から遅れる形で、日本でもこのコロナ禍で一気に注目を集め、展開やM&Aが加速している。その背景には、やはり「ステイホーム」の浸透、そして「緊急事態宣言による休業要請と補償問題」などが挙げられるだろう。