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供給過多の「アパレルマスク」、ついに明暗が分かれてきた…!

マスク不足解消後に起きていること
磯部 孝 プロフィール

自分仕様の「マイマスク」の登場

4月に入って一部の国内ブランドや小売チェーン店などが、オンラインを中心に繰り返し使える布マスクを販売し始めた。先の「マスク不足」による手配疲れや、「手に入らないと困る」という恐怖感も手伝って、この自分仕様の「マイマスク」の確保に動いたことから、良く売れた。

また、外出自粛要請によって在宅時間が増えたことから100円均一ショップで売っている材料を使った、お手製マスクも登場した。この「手作りマスクを作ってみました」動画は、人気の高いもので再生回数は200万回を超え、「マイマスク」としての使用の他に、親しい人へマスクをプレゼントする動きも広がった。

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その後、「緊急事態宣言」の発令を受けて、アパレル企業は店舗休業を余儀なくされた。外出の機会が減ればファッション性のある洋服の需要は落ち込むことは安易に予想される。

4月、5月のファッションテーマは、各社そろって「お家時間を快適に過ごせる服」へと変わった。売れ筋も商品もTシャツ、ショートパンツといったリラクシング衣料が例年以上に動いた。

そうした中でマスクの存在意義も変わった。今までマスクというと風邪をひいた時や花粉飛散のピーク期に一時的に装着する物でしかなかった。それが今回のコロナ禍を期に、毎日必ず装着しなければならない必需品になったことは大きい。

もはやマスクは、シャツやジャケットと同じように、毎日使わなければならない商品となった。だからこそマスクとファッションとの親和性は俄然上がってくるのだ。