唖然…沖縄で「コロナ大感染」恐れていた最悪の事態が起きてしまった

それでも沖縄県は何もできない…
半田 滋 プロフィール

最高レベルの感染防止対策?

米軍はクラスターの発生に伴い、10日になって普天間基地とキャンプ・ハンセンのロックダウン(閉鎖)を実施し、さらに1日後の11日午後になって、ようやく感染の急拡大を沖縄県に通報した。

慌てた玉城デニー沖縄県知事は、在沖縄米軍トップのステーシー・クラーディー四軍調整官(海兵隊中将)と約30分にわたり、電話で会談した。

玉城氏は「米国から沖縄への移動禁止」「基地内の感染防止対策を最高レベルに引き上げ、違反者の米国への送還」などを求めたのに対し、クラーディー氏は「私の権限における最高レベルの感染防止対策を取っている。米国から沖縄への移動禁止は私の権限では答えられない」と答えたという。

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電話会談後、玉城氏は「米軍の感染対策に強い疑念を抱かざるを得ない」と強い口調で米軍を批判した。

沖縄県は米軍の要請にもとづき、提供された感染者数の公表を控えてきたが、クラーディー氏が「私に権限はないが、県が公表しても報告を続けたい」と答えたため、県が感染者数の公表に踏み切った。これにより、11日だけで45人が感染し、7月に入って60人を越えたことが明らかになった。

米軍が情報を出し渋るのは、米国防総省が3月30日、「新型コロナ・データの公表基準」を発出し、「運用上の安全への懸念から、(感染者の所属する)個別の部隊、基地、司令部での集計は公表しない」との方針を示しているためだ。