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「相場を見るな!」コロナショックに左右されないシンプルな投資法

淡々と「積み立て」を続けよう
リーマンショックよりも深刻ではないかと懸念されている「コロナショック」。今後の投資方針について、お悩みの人も多いことだろう。しかし『いちばんカンタン つみたて投資の教科書』の著者で、経済アナリストの森永康平氏は、相場がどんなに急変しようとも「つみたて投資」をやめてはいけないと強調する。その理由について、詳しく解説してもらった。

世界を襲ったコロナショック

ここ数年投資の裾野がじわじわと広がってきました。その背景にはアベノミクス相場やトランプ相場と言われるように、比較的相場環境がよかったこともあるでしょう。

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ただ、その相場環境が2020年2月に急変しました。

株式市場は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、これまでに経験したこともないような下落局面に突入していったのです。

この下落局面は非常に強烈でした。米国の株式市場では3月16日にNYダウが1日で2997ドルも下落。取引時間中には下げ幅が3000ドルを超え、前週の12日に記録した過去最大の下げ幅(2352ドル)を塗り替えました。

そして、この急落は米国だけでなく、コロナショックとして日本を含めた世界各国の株式市場を襲ったのでした。

この数年で投資を始めた個人投資家からすると、これほど強烈な下落局面は当然経験したことがないわけですから、どこまで下がるのだろうと疑心暗鬼になり、着々と積み立ててきた投資資産をいったん売却して、つみたて投資の設定も解約してしまうケースが増えたと聞きます。

 

その一方で、これをチャンスとする動きも見られました。

コロナショック直後の2020年4月にインターネット証券大手5社でNISA口座の新規開設数が急増したのです。報道によるとその数は11万件にのぼり、これは前年同月と比べて2.8倍、ネット証券によっては5倍も増えたというところもあったようです。