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トランプ大統領の仰天スピーチ…ついに米国民をも敵に回した!

Black Lives Matterへの対抗

のけ反るほど驚いた

7月4日夕、ホワイトハウス南庭園で開かれた独立記念日を祝う式典でドナルド・トランプ大統領は演説を行った。

同演説をテレビ中継で聴いていた外務省の対米政策のキーマンから勧められて、ホワイトハウスのホームページから得た英文テキスト「Remarks by President Trump at the 2020 Salute to America」を読んでみてのけ反るほど驚いた。

仰天したフレーズの原文を引用する。<We are now in the process of defeating the radical left, the Marxists, the anarchists, the agitators, the looters, and people who, in many instances, have absolutely no clue what they are doing.>(注:赤字は筆者)

意訳すると、次のようになる。<我々は今、急進左派、マルクス主義者、無政府主義者、扇動者、略奪者などを倒す戦いに勝利する真只中にいる。>

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白人警官による黒人暴行死事件を契機に全米に拡大した人種差別抗議デモ参加者(その一部は暴徒化したが)や社会格差拡大反対の活動家が「マルクス主義者やアナーキスト」であるかのような発言である。

トランプ大統領はこれまで米中貿易不均衡や先端技術搾取問題で中国を、メキシコ国境に壁建設で中南米からの不法移民を、米軍駐留経費負担増要求問題でドイツなど一部欧州を、核実験や長距離弾道ミサイル発射で北朝鮮を、テロ支援勢力・国家としてイランやイスラム国(ISIL)を「敵」として、それらとの戦いに勝利することを目指してきた。

しかし、その「敵」はすべて米国の外にいた(いる)が、今回は国内の「敵」を大々的にやり玉に上げたのである。

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