もはや「日曜午後の顔」!23年間ブレない名アシスタント・山瀬まみ

サザエさん、笑点と並ぶ圧倒的な安定感
堀井 憲一郎 プロフィール

その次は岡本夏生で、ときどき、けたたましかった覚えがあるが彼女は4年足らず、次いで渡辺美奈代が少しだけアシスタントだった。ああ、そういう時代があったな、という記憶はあるが、1年少しの担当だったので印象が薄い。

 

山瀬まみの凄まじいアシスト能力

1997年から山瀬まみがアシスタントになり、そのまま続いている。

27歳でアシスタントになって23年間つとめている。ぼんやりと見てるぶんにはあまり違和感を持たないが、考えてみればかなりすごいことである。何となく30代から40くらいの年令かなとおもっていたのは(深く想像してないからでもあるが)、あまりに彼女が自然だからだろう。

山瀬まみは、なぜかくも長きにわたりアシスタントでありつづけているのだろうか。

もちろん彼女のキャラクターの良さがある。

10代のころからいろんな番組のアシスタントを務め、その道のスペシャリストでもある。最初のころは子供っぽい喋り方が印象に残ったが、毒舌のようでいて、毒を含んでいないそのサバサバした物言いが、聞いていてなかなか心地いい。

彼女は「ふつうに流れていくもの」に、少し引っ掛かりを作る役割を担っていて、流れは止めずに、はずみをつける作業をしている。そういうふうに見える。

若く見えるというか、若いというより“年をとらない人”に見える。年経るという感覚を抱かさない存在である。そういう不思議さを保っている。

よく笑う。『新婚さんいらっしゃい!』でもよく笑っているし、またきちんと驚いている。出てくるのはだいたい少し変わったカップルだから、どこかに妙なところがあり、その妙なところを桂文枝は言葉で分解し、山瀬まみはリアクションと気配で伝えている。彼女の身体性がとても高いということだろう。

なにげないようでいて、なかなかすごい才能である。