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コロナ禍で転職・副業が激増中、「成功する人」がコッソリやってること

複数の会社を「試す」という選択肢

コロナ禍が後押しする転職

コロナショックが、「副業」と「転職」の在り方を激変させている。

2018年が、“副業元年”と呼ばれたのは記憶に新しいところ。厚生労働省が「働き方改革」の一環として、企業が参照する「就業規則のモデル」から、副業・兼業を禁止する規定を削除。そのことで副業を解禁する企業が増加したのだ。それとともに「転職」へのハードルも下がったことは言うまでもない。

ここへきて、こうした流れを一気に後押ししているのがコロナショックである。

ある転職支援企業では、登録者数が3倍にもなったというから驚きだ。背景にあるのは、リモートワークの増加だ。別の転職支援企業の幹部も語る。

「コロナによってリモートワークが増加したことで、朝と夕方の通勤時間がなくなり、その浮いた時間を他のことに充てたいと話すユーザーはとても多いです」

リモートワークが進むなかで、「仕事をする場所」(=かつての職場)と「休む場所」(=かつての自宅)の区別が曖昧になり、「スキマ時間」で何かをしたいと思いが高まっているというのだ。結果として、本業と副業の境界も小さくなり、転職も進む。

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5月14日に放送された『クローズアップ現代』(NHK)では、「観光復活へ 知られざるシナリオ」と題して、識者の意見を紹介した。その中で、(株)ONE・GLOCAL代表の鎌田由美子氏は、

「急激なテレワークのあと、出勤とテレワークの併用というのは今後も増えていくと思っています。また、いろいろな業界で副業が増えてくるかもしれません。例えば、流通でも運輸でも飲食でも旅行でも、雇用は維持したくても仕事の量が戻るのにまだまだ時間がかかる。副業も、これまでの企業が許可をするというような形から『推奨』に変わって、雇用を維持しながら、給料と働く時間が半減するということも考えられます」

と語っている。