世界的スター「BTS」の成功に不可欠だったリーダーの「言葉の力」

「過ちや欠点が、私という人間であり…」
平松 道子 プロフィール

「私たちは同じ言語を話します」

今やBTSは、世界中に巨大で強力なファンダム(ARMY)を持っている。RMに限らずメンバーがライブや番組で発したコメントは、瞬時に多言語に翻訳されSNSなどを通じて世界中に瞬く間に拡散される。

その影響力は、Black Lives Matter運動にBTSとBigHitが100万ドルを寄付したというニュースが流れるやいなや、ARMYが一丸となり1日もたたないうちに同額の100万ドルの寄付を集めたほど強大だ。

2020年グラミー賞ではリル・ナズ・Xとコラボ〔PHOTO〕gettyimages

2020年春。新型コロナウィルスの影響で、人々の生活は一変した。

BTSも予定していたワールドツアーの全日程の中止・延期を発表したが、デビュー当時から変わらない、やれることは全部やる精神で、歌やパフォーマンスを届け、SNSを通じ世界中のARMYと繋がり続けている。

最後に2019年5月にワールドスタジアムツアーLOVE YOURSELF:SPEAK YOURSELFでアメリカ・ローズボウルの公演でのRMのスピーチを紹介する。

「みなさんの出身がどこであろうと、話す言葉がなんであろうと、何歳だろうと、このローズボウルでは、今夜私たちはひとつです。 私たちは同じことを話します。 私たちの声は同じです。私たちは同じ言語を話します。 これがコミュニティです。(中略)同じ言葉を話し続けましょう」

BTSのコミュニティは世界に開かれている。