韓国で「家計の借金」が膨張中、「巨大リスク」になっていた…!

コロナショックの知られざる影響
高安 雄一 プロフィール

そうなれば、借り換えを前提に資金を借りていた家計部門に対して、金融機関が借り換えを拒否するリスクが顕在化する。不動産価格が上昇していれば、家計部門は不動産の売却資金を返済に充てることができるが、景気悪化の長期化により住宅価格が大きく低下することも考えられ、その場合には返済不能となり家計部門は大きな打撃を受ける。

 

家計負債が増加しても通常の状態であれば問題が発生する可能性は小さいが、新型コロナウィルスの感染拡大のような事態が発生すれば、経済に悪影響を及ぼす可能性が出てくる。ただでさえ景気が急速に悪化するなか、家計負債が経済に深刻な影響を与えれば韓国経済はさらなるダメージを受けることになる。当分の間は家計負債の動向にも注意を払うことが必要であろう。