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検証、コロナ情報収集-ネット以前の手書き作業で国民の命は扱われた

データを粗雑に扱う国で発展など無理

5月末まで、コロナ感染者のデータ収集は手書きデータをファクスで送る方式で行なわれていた。信じられないほど非効率な仕組みであり、感染者急増で破綻した。

いまでも、データの連続性が確保されていないので、データに基づく政策決定ができない。

どうにでも解釈できるデータ

新型コロナウイルス の感染者が、東京都で7月2日から7日まで、連日100人を超えた。積極的な検査によって陽性者が増えたためだと言われる。

しかし、これまでのデータとは性格が違う(つまりデータの連続性が確保されていない)ので、過去の状況との比較はできないという。だから、緊急事態宣言を出す必要はないという。

■データの不連続が起きた5月上旬の段階(東京都HPより)

では安心して出歩いていいのかといえば、その保証もない。つまり、我々は現状を判断し、いかに行動すべきかを判断するためのデータを持っていないということになる。

経済再開という結論が先にあって、それに合わせてデータを都合よく解釈しているようにしか思えない。

これまでもそうだった。3月2日には、唐突に学校を休校した。4月7日に緊急事態宣言が発令されたが、それまでオリンピック開催問題が決着しなかったので、遅れた可能性もある。

 

どちらも、データに基づいてなされた決定ではなかった。そうした利用がなされてしまうのは、データの意味がはっきりしないからだ。