コロナ危機で日本人が直面した「家が狭い」という切実すぎる問題

在宅勤務しやすい家にする5つのポイント
山下 和之 プロフィール

日本海側の家は広い!

総務省統計局の『平成30年住宅・土地統計調査』によると、1戸当たりの延べ床面積が最も広いのは、富山県の143.57平方メートルで、2位は福井県、3位が山形県となっている。反対に最も住まいが狭いのは東京都の65.18平方メートルで、沖縄県を除いて大都市圏の府県が下位に並んでいる。図表1にある通りだ。

図表1 都道府県別の住宅の延べ床面積の広さ(単位:平方メートル)
(資料:総務省統計局『平成30年住宅・土地統計調査』)
 

一見してわかるように、延べ床面積の上位には日本海側の豪雪地帯の県が並んでいる。

最近は減っているとはいえ、かつては半年近くの間、深い雪に閉ざされたエリアであり、冬場に住まいのなかで作業をするための場所が必要で、広い住まいが不可欠だったという事情がある。

また、地域の絆も強く、ことあるごとに親戚・縁者が集まって集会や宴席などが設けられるため、広い住まいが必要だったともいわれる。

現在も農村部などには、大きな空間を田の字型に襖などで区切り、それを取り払えば20畳、30畳大の広間になる住まいが多い。

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