すると、編集者から「今回は音楽のモチーフが入っていませんが、これでいいんですね」と、確認のような、リクエストのような返事があった。
「これは入れてほしいんだな」と思って音楽のモチーフを入れるようになりました。最初から考えていたわけではありませんでした(笑)。
―本作では、おっさんたちの人生がテーマでしたが、今後、どのような作品をお考えでしょうか。
まったく新しい試みとして、文芸誌「MONKEY」で、初めてフィクションを書いています。短いものですが、博多弁を喋る犬の話を書いています。
今後は、小説の方にも分野を広げます。おっさんとは繋がらないかもしれませんが、YA(ヤングアダルト)の分野に興味があります。大人も読めるティーン小説のようなものを書き始めています。(取材・文/平野友季)
『週刊現代』2020年7月4・11日合併号より