「今年は近場でバカンスを」

そんななか、ドイツはいよいよ夏、バカンスの季節を迎えた。「ケチ」と言われがちなドイツ人だが、実は国際観光支出は、中国、アメリカに次いで世界第3位(UNWTO『International Tourism Highlights』)。旅好きが多く、「バカンスのために仕事をしている」という人もいるくらいだ。

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そんな国だからか、夏が近づくにつれ、大手メディアで「いつからどの国に行けるのか」「国境封鎖情報」「バカンスで気をつけるべきこと」などが整理された記事を見かけるようになった。

EUの渡航情報が…

「え、バカンス行く気なの!?」と驚いたけれど、フランクフター・アルゲマイネ紙のウェブ版による「今年はバカンスに行く予定?」という簡易アンケートによると、「行く」人が50%、「中止」が42%となっている(回答者は執筆時点で約2万8500人)。

5月29日発表のZDFの調査では、「ドイツ国内(でバカンスする)」が31%、「ヨーロッパ内」が13%、「バカンスはしない」が37%、「わからない」が18%となっている。「近場でバカンスを」と考えている人のほうが、自粛派よりやや多いようだ。

バカンスと言えば海! Photo by iStock

コロナ禍で「ドイツの経済は悪くなった」と71%の人が答えている一方で、「(自分の)経済状況が悪くなった」のはたった12%。86%の回答者の経済状況は悪くなっていないようだから、案外懐に余裕があるのかもしれない。

「いくらドイツ人でも今年はさすがにみんなバカンスを自粛するだろうなー」と思っていたけれど、このアンケート結果と、のんびりとしたいつもどおりのマインツの様子から考えると、バカンスをする人はわたしの想像以上に多そうだ。