街中はけっこう人がいた

わたしはこの3ヵ月、徹底的にステイホームをしていた。どれくらい徹底的かというと、外出は毎週2回徒歩圏内のスーパー、その他の外出は1度病院に行っただけという具合。早々に在宅ワークに切り替えた夫も同じで、ふたりで仲良く家でゲームをやっていた。

しかし状況もひと段落し夫が出社するようになったこと、精神的にそろそろきつくなってきたこともあり、先日久しぶりにマインツの街へ行ってみることに。

いったいどんなゴーストタウンになっているのだろう……とドキドキしながらマインツの駅に到着。

「え、人多くない?」

これがまず最初の感想だった。以前に比べて人が減っている様子はまったくない。

こちらは6月27日のドイツ・ベルリンの町 Photo by Getty Images

しかも談笑しながら歩くカップルや犬の散歩をするご婦人、ベビーカーを押す子連れの人々など、道ゆく人たちが全然マスクをつけていないのだ。着用している割合は、ざっと見て50人にひとりくらいだろうか。

売り子の人たちはみんなマスクをつけているとはいえ、週末の市場は変わらず営業中。カフェのテラス席はどこもほぼ満席で、みんな日光浴しながら楽しそうにコーヒーを飲んでいる。

それどころか、ストリートミュージシャンの前に立ち止まって聞き入っている人たちや、旗を持ったガイドについて行く10人前後の団体観光客も見かけた。

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もちろん、着用義務があるので店内に入るときはちゃんとみんなマスクをするし、ドラッグストアのレジ前の床には変わらずソーシャルディスタンスを求めるテープが貼ってある。銀行のATMコーナーにも「一度に3人まで」という赤い張り紙があった。

レストランでは追跡できるように名前や住所を書く用紙を渡されたし、屋内外の行事やスポーツ活動が条件付きなのは変わりない。そういったルールには、みんなきちんと従っている。

とはいえあまりにもいつもどおりのマインツの様子に、「わたし3ヵ月もステイホームしてなくてよかったのでは……?」と困惑するし、「もしかしてみんな意外とふつうに暮らしてたのか!?」と言いたくもなる。