7月10日 納豆の日

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

7月10日は納豆の日です。

 

食卓のお供としておなじみの納豆の歴史や栄養について探っていきましょう。

江戸時代に書かれた職業図鑑『人倫訓蒙図彙』に登場する納豆売
photo by 国立国会図書館デジタルコレクション

納豆の歴史は古く、一説には縄文時代からすでに食べられていたとも。縄文人たちは大豆を煮たものを藁の上で保管していたのですが、温かく湿った藁の上で繁殖した納豆菌が大豆に付着することで、偶然納豆が誕生したと言われています。

江戸時代の江戸では納豆が大ブームとなり、朝早くから納豆売りの行商人が家々を回って納豆を売り歩いていました。納豆売りは戦後になってもポピュラーな存在として知られ、群馬県にある旧石器時代の遺跡・岩宿遺跡を発見した相沢忠洋(あいざわ・ただひろ、1926-1989)は納豆売りから身を起こしました。こうして朝ごはんに納豆を食べる習慣は日本全国に浸透していき、日本人と納豆は切っても切れない関係となりました。

さて、そんな納豆は栄養価も抜群。大豆が原料のためタンパク質、脂質、イソフラボンを豊富に含んでおり、中でも納豆のネバネバに含まれるタンパク質「ナットウキナーゼ」には抗血栓効果・血圧降下作用があるされています。

2007年にはテレビ番組で納豆のダイエット効果が紹介され、全国で納豆が売り切れることとなりました。ところが、番組がデータを操作してダイエット効果を捏造していたことが発覚し、番組は謝罪と打ち切りに追い込まれました。とはいえ納豆の栄養価に嘘はありません。皆さんも今日の食卓に納豆を追加してみては。

2020年の今も納豆需要は増加している Photo by Getty Images