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韓国・文在寅が「怒れる若者たち」から見放されそうになっているワケ

失業率が大変なことになっている

若者の失業率が大変なことに…

足許、韓国の労働市場の悪化が鮮明だ。

世界的なコロナウイルスの感染拡大で、韓国の輸出は急速に落ち込み企業業績が悪化した。

その結果、若年層を中心に失業率が上昇している。

本来であれば、労使は協調して経営を支えなければならないのだが、韓国の労働組合は経営者に大幅な賃上げを求め始め労使間の対立が深刻化している。

その背景には、労働組合などの支持を背景に政権を維持してきた、文在寅(ムン・ジェイン)政権の労働組合に対する好意的ともいえる政策運営がある。

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そうした文政権の政策によって韓国の労働争議は勢いづいた。

それに加えて、コロナショックによる景気先行き懸念が加わり、労働組合の強硬姿勢がこれまで以上に鮮明になっている。

それは、今後の韓国経済にとって無視できないリスクだ。

世界的に新型コロナウイルスの感染は増えている。

効果のあるワクチンの開発と供給に関しては不確実な部分がある。

世界の貿易取引は低迷し、韓国経済が深刻な景気後退に陥る可能性は高い。

そうした展開が想定される中で労働組合が賃上げを求め続ける場合、中小企業を中心に韓国企業の体力は低下し、韓国の所得・雇用環境は一段と悪化するだろう。