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なぜ人気? アダム・ドライバーの佇まいにみる「不穏さの正体」

顔が覚えられない僕でも…

記憶の襞に引っかかる顔

高木です。ウィズコロナの日々がゆるやかに続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。個人的には映画館が再開したことを嬉しく思っております。消毒の徹底、予約の制限、座席の一席空け等、色々変わったこともあります。その内いくつかは今後のスタンダードとして定着していくのでしょう。

私も早速近所の映画館に足を運びました。再開後の記念すべき一本目はジム・ジャームッシュ監督のゾンビ映画『デッド・ドント・ダイ』でした。内容はさておき、個人的に印象に強く残ったのは主演を務める俳優の一人――アダム・ドライバーでした。というのも、なぜかここ最近、見る映画見る映画でやたらと彼に遭遇するからです。

アダム・ドライバー(Photo by gettyimages)

「え、また出てんの?」という状態です。というわけで今回は俳優アダム・ドライバーからあれこれ膨らませていきます。

アダム・ドライバーは1983年生まれの36歳。サンディエゴで生まれ、海兵隊に所属していた経歴があります。退役後、演劇を学んで俳優の道へ進みました。有名なところでは『スター・ウォーズ』後期三部作の主要キャラクター、カイロ・レンが挙げられましょうか。かく言う自分も、彼の存在を初めて認識したのはこの作品でした。

 

ちなみに、私が『スター・ウォーズ』シリーズをちゃんと見たのは今年に入ってからです。初期三部作、いわゆるオリジナル・トリロジーの公開は私の生まれる前後で、子供の頃にエピソード4だけをテレビで見て、他は素通りしていました。これだけ有名な作品なのだから、縁があれば人生のどこかで出会うだろう。そんなことを思いながら大人になりました。

そして縁は今年の頭にやってきました。エピソード9の公開に合わせてWOWOWで一挙放送されたのを録りためて一気見したのです。2020年の年越しから1月3日くらいにかけて、シリーズ8本とサイドストーリーの『ローグ・ワン』『ハン・ソロ』を見て、エピソード9はその直後に劇場で見ました。

足かけ44年の大作である『スター・ウォーズ』の歴史をおよそ4日間で詰め込んだため、しばらく頭がクラクラしていました。その頭の中に強く残ったのが、ルーク・スカイウォーカーでもダース・ベイダーでもヨーダでもなく、アダム・ドライバー演じるカイロ・レンでした。