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# マーケティング # 新型コロナウイルス

新型コロナ対策で安易に「ネット通販」に手を出すと失敗する4つの理由

知識・経験ゼロで始めるのは危険すぎる
いまだ収束の気配が見えない、新型コロナウイルス騒動。対面での販売に不安を残す現在、多くの企業・店舗が取り入れようとしているのが「ネット通販」だ。しかし、経営コンサルタントで、著書『巣ごもり消費マーケティング』を刊行した竹内謙礼氏は、安易に手を出すべきではないと警告する。その4つの理由とは?

意外にかかる制作コスト

巣ごもり消費で勢いを増すのが、ネット通販である。完全非対面でお客様に商品を販売できる数少ない方法であり、今までEコマース事業に取り組んでこなかった多くの企業や店舗が、ネット通販の参入を考えているはずである。

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しかし、ネット通販は立ち上げから事業を軌道に乗せるまでの時間とコストがかかりすぎる。経営が危機的状況の中でおこなう新規ビジネスとしてはあまりおすすめできないというのが本音である。焦る気持ちもあるかもしれないが、ここは一度冷静に状況を判断して、対応したいところである。

巣ごもり消費を意識したネット通販の事業が難しい理由を下記にまとめてみた。

 
(1)制作コストがかかる

ネット通販の事業を始めるためには、当然ながらネットショップを作らなくてはいけない。商材の性質や商品点数によって制作費が大きく変わるので一概には言えないが、簡易的なホームページを制作会社に依頼したとしても、100~200万円のコストは最低でもかかってしまう。

フリーランスや小さなホームページ制作会社が30~50万円ぐらいでネットショップを構築してくれるケースもあるが、制作費とクオリティはどうしても比例してしまう。

安すぎる制作費では、お客様に商品を購入してもらうレベルには達していないネットショップになってしまうケースも多く、制作費が安いからといって、素人がうかつに手を出すと痛い目にあうことも少なくない。

世の中で唯一無二の商材であったり、価格競争で圧倒的に勝てる商材であったりすれば、ホームページのクオリティとは関係なく売れてくれる。

しかし、すでにほかのネットショップでも売られていて、新たに参入して商品を販売していくのであれば、完成度の高いネットショップでなければ、売上を作っていくことは厳しいと思ったほうがいい。