# リーダーシップ

コロナの全米で人々を感動させた「クオモ知事のスピーチ」その凄すぎる中身!

「さあ、とりかかろう。一緒にやろう」
橋爪 大三郎 プロフィール

クオモのスピーチはどこがパワフルか

ここに紹介したのは、この日のスピーチのクライマックスの部分。YouTube で映像をみていて、ここに来るとじんとしてしまう。

わかりやすい英語だ。小学生でもわかるだろう。でも、言葉が選び抜かれている。考え抜かれている。言うべきことをしっかり言い、余計なことを一切言わない。リーダーとしての任務がみえている。責任と自信があふれている。

こういうスピーチを、パワースピーチと言おう。日本に足りないのは、パワースピーチだ。パワースピーチが日本をよくする。真にそう思う。

 

でもその前に、パワースピーチを聞きたい、と人びとが思わなければならない。そういう人びとが増えるから、パワースピーチを語りかけ、言葉で現実を切り開くリーダーが登場する。

そしてその前に、パワースピーチがある、ということを人びとにわかってもらう必要がある。そこで私は、本を書いた。『パワースピーチ入門』(角川新書)という。日本をよくするため、私にできるのはこれぐらいだ。心をこめて書いた。

クオモ知事のスピーチも詳しく紹介してあるし、そのほかのリーダー(メルケル首相や、チャーチルや、斎藤隆夫や…)のパワースピーチも紹介してある。7月10日発売。どうかお楽しみに。

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