# リーダーシップ

コロナの全米で人々を感動させた「クオモ知事のスピーチ」その凄すぎる中身!

「さあ、とりかかろう。一緒にやろう」
橋爪 大三郎 プロフィール

注目集めたNY州クオモのスピーチ

アンドリュー・クオモは、1957年12月生まれの62歳。民主党員で、2011年からNY州知事を務めている。クリントン政権では、住宅都市開発長官だった。イタリア系のカトリック教徒で、父のマリオもかつてNY州知事。弟のクリス・クオモは、CNNのキャスターを務めている。

記者会見は毎日、昼前から始まる。およそ1時間、土日も休まない。準備を含めて、かなりの負担だと思うが、市民にメッセージを伝えることが、リーダーの役割だと覚悟を決めているのだろう。一見いかつい印象だが、ユーモアがあって、わかりやすい英語で淡々と、ときに熱く語りかける。

クオモの会見は、YouTubeで観ることができる。たくさんあるが、私のお勧めは3月21日と3月27日のスピーチだ(もしもリンクが切れていたら、Governor Cuomo, March 21などと検索を)。

 

記者会見はふつう、州都オールバニーの庁舎で開く。中央にクオモ知事。左右に、プロジェクター。感染の状況などデータをスライドで映す。

会見は三部に分かれている。データの確認(事実)→知事の考え(意見)→質疑応答。最初の部分はプレゼン形式で、まるで学会報告のようだ。感染者数や、コロナ・ウィルスの特徴。事実や科学は、立場の違いによらない。誰もが認めるべき、基本前提である。

情報は、州政府に集まるのだから、それをしっかり共有する。それから、みんなで考えましょう。意見を言いましょう。合意して行動しましょう。民主主義のステップを、きちんと踏んで行く。