赤のボーラーハットで華やかに

雅子さまは群衆の中でも目立つように、あえて鮮やかな色の服を身に着けることもあります。赤は雅子さまがよくお召しになる色のひとつ。鮮やかな赤から、深みのある赤まで、さまざまなトーンの赤を華やかに着こなします。シンプルなIラインのセットアップとも相性がよく、雅子さまの存在感を引き立てる鉄板カラーのひとつと言えるでしょう。

セットアップと帽子を合わせることで赤色でもオフィシャルな印象に(1996年03月1日撮影)photo by gettyimages

この日の雅子さまは、ゴールドのボタンがポイントになったショールカラーのジャケットにタイトスカートのセットアップ。ほんの少しグレーが混じった赤はビビッドな赤よりもややこってりした印象になりがちですが、カシュクール風の胸元から見えるVネックブラウスとパールのネックレスで白の効果で、すっきりとした着姿になっています。

帽子のトップはやや丸みを帯びていて、やや狭いブリムが巻き上がっています。帽子の種類としては、キャペリンとボーラーハットの中間くらいでしょうか。1950年代頃のイギリスで乗馬用の帽子として考案されたボーラーハットは、山高帽と呼ばれるようにトップの部分が半球型になっているのが特徴です。典型的なボーラーハットよりもトップの丸みが控えめで、帽子と同じ色のリボンは華やかなリボン結びになっていて、雅子さまのフェイスラインや顔立ちにフィットしています。

オールホワイトがロマンティック!

白のセットアップと白の帽子を合わせた、オールホワイトのコーデも雅子さまの定番スタイルのひとつ。この日のセットアップはジャケットの後ろが長く、スカート丈もやや長め。ジャケットのインにレースのブラウスを合わせ、ジャケットの右襟のブローチとイヤリングにパールとゴールドをポイントにしていまます。

帽子も靴もすべてホワイトで統一(1999年06月02日撮影)photo by gettyimages

この日の白い帽子は赤の帽子よりもブリムが狭く、トップがよりフラットなフォルムになっています。英国王室のエリザベス女王がよくお召しになるポークパイハットに近いスタイルですが、幅広のリボンには結び目がなく、とてもシンプルです。

全体のシルエットはマニッシュに、レースや宝飾品などのディティールはエレガントに。甘さと辛さのバランスが絶妙で、聡明な雅子さまの魅力が引き立つコーディネートとなっています。

インナーのレースやブローチ、イヤリングなど小物使いでロマンティックに(1999年06月02日撮影)photo by gettyimages