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日本人は知らない、世界の大金持ちがひっそり進める「ゴールドシフト」の正体

資産を移す動きが始まった!

「金(ゴールド)」だけが上昇する世界

金価格が高騰している。

7月1日には一時1788.96ドルまで上昇し、2012年10月以来の高値を付けた。金価格の史上最高値は、2011年9月につけた1930.30ドルだが、これも視野に入ってきた

2020年前半の主要資産の騰落率を見ると、金は17.4%上昇と、主要資産の中でトップの上昇率である。米国株も堅調なように見えるが、ハイテク株中心のナスダック総合指数の上昇率は12.1%であり、金が5ポイントも上回っている。

S&P500はマイナス4.0%、日経平均株価はマイナス5.8%であり、ダウ工業株30種平均に至っては9.6%のマイナスである。いかに金が突出して堅調に推移しているかがわかるだろう。

ちなみに、原油も年初来では大きく下げており、WTI原油はマイナス36.7%、世界の原油市場の指標価格であるブレント原油はマイナス37.7%と落ち込んでいる。

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「不安心理」と「低金利」

今年の前半といえば、言うまでもなく新型コロナウイルスの影響で市場が大きく荒れた期間である。

2月後半から株式市場は急激に変調をきたし、3月後半には安値を付けるなど、極めて短期間で株価は急落した。しかし、その後の「V字回復」も見事なもので、ナスダック指数は7月1日の市場で再び史上最高値を更新している。新型コロナにより経済活動が停止し、その影響が懸念される中で株価が売られたが、見事な戻り方である。しかし、それでも金価格の上昇には及ばない。これが「現実」である。