本連載が一冊の本『沼で溺れていたけれど』にまとまりました。

女とお金を軸に「愛・社会・しがらみ」をめぐり、意図せず沼に溺れた女性や、溺れることを決めた女性たち…その体験の先でそれぞれが見つけたものは、何だったのか? 連載時には書ききれなかった「その後の話」を新たに書き下ろしたインタビューエッセイ集です。

誰かと一緒に暮らしたい

7月に入った。通勤電車や繁華街の密度もだいぶ戻ってきて、夕方になれば、あちこちの居酒屋で酒盛りをするグループの姿も見るようになった。

私も、自粛期間中はオンラインでの交流に留めていた友人たちと、2〜3人程度での飲み会の予定を入れ始めている。画面越しに話をするのと、現実の空間の中で向き合って話をするのとでは、五感が受ける刺激も、そこから引き出される会話の奥行きが少し違っていて、飲み屋の喧騒が与えてくれる心地よさを、いまだかつてなく味わっている。

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