「コロナ後」の世界で、じつは「日本の製造業」が大復活しそうなワケ…!

GAFAは後退する
大原 浩 プロフィール

鉄道や鉄鋼業で起こったことが繰り返される

実のところ、コンピュータプログラムはデジタルだから誰がやっても同じ結果が出る。逆に同じ結果が出なければなり立たない仕組みだ。だから、インドや韓国など、それまで製造業はもちろん社会・経済の基盤が弱かった発展途上国であっても、大躍進できるわけである。

また、GAFAも、インターネットなどの通信とコンピュ―タが融合する市場でいち早く地位を固め、市場を独占することによって超巨大企業となった。

コンピュータの基礎は、少なくとも第2次世界大戦中のドイツの暗号(エニグマ)の解読で有名なアラン・チューリングまで遡るし、インターネットは技術的にはローテクを世界規模でつなぎ合わせたものにしか過ぎない。

だから、最近のインタ―ネットや(モバイル)コンピュータの発展は、テクノロジーの発展というよりも、「テクノロジーを活用する社会の発展」というべきであろう。

例えば、バフェットの師匠であるベンジャミン・グレアムの時代、鉄道や製鉄業などは「テクノロジーを活用する社会の発展」とともに成長し有望な投資先であった。しかし、市場の寡占が行き過ぎて独占禁止法によって分割され力を失っていったのだ。もちろん、先端技術がインフラとして定着すれば、「成長性」も当然低下する。

 

今後、かつての製鉄・鉄道事業などと同じように、9月30日の記事「もう特別扱いはありえない GAFAの栄華は終わることになる」で述べたようなことが起こるであろう。