年収800万モラハラ夫が青ざめた…45歳主婦が別居勝ち取った壮絶計画

娘の進学を認めない夫に、妻はキレた
梅原 ゆかり プロフィール

夫婦は、お互いに扶養義務があります。別居をしたときに、妻は夫に対して、「婚姻費用分担」を請求することができます。これはいわゆる生活費の請求権です。隆弘さんの年収は800万円、路子さんの収入はゼロ、春奈ちゃんが13歳、健翔くんが10歳のこの場合、路子さんは隆弘さんに対して、月々18万円の婚姻費用請求ができます。路子さんはこのほかに、転居先でパートを探し、年収100万程度の収入を得て、生活費の足しにしようと考えていました。

しかし、別居前に、路子さんが隆弘さんに生活費の支払いを求めるのはおよそ不可能です。そもそも別居を切り出せば、隆弘さんは逆上して何をするか分かりません。

路子さんは、実家から資金援助を受けて、アパートを借り、4月上旬に、別居を敢行することに決めました。春奈ちゃんは転居先の新しい公立中学に入学、健翔くんは新しい小学校への転校となります。路子さんは、2月下旬からそのための手続きを進めました。春奈ちゃんには事前にその計画を話しましたが、健翔くんには当日の朝まで内緒にしました。

隆弘さんは朝7時半ころ家を出て、18時ころ帰宅しますので、その間に、置手紙1枚を残して家を出る計画を立てていました。

転居日には、念のため、実家の両親や兄に立会いをお願いしました。置手紙には、「長く考えた末のことです。理解してください。探さないでください」と書きました。

〔PHOTO〕iStock
 

「生活費は一円たりとも払わない!」

別居敢行日を決める前から路子さんは弁護士に相談しており、別居後すぐに婚姻費用を求める調停を申し立てました。調停が成立するまではどうしても時間がかかりますが、申立日まで遡って支払いを求めることができます。したがって、申し立ては早いほうがいいのです。

弁護士は、調停の申し立てをするのと同時に、隆弘さんに対して、婚姻費用はいずれにせよ払わねばならなくなる事を説明の上、調停成立を待たずに先行して支払うよう、要請する手紙を出しました。

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