リアルな40代のキムタク

キムタクこと木村拓哉(47)の主演ドラマ『BG〜身辺警護人〜』(テレビ朝日、木曜午後9時)の視聴率が好調だ。

6月18日放送の初回の世帯視聴率が17.0%で、同25日の第2話が14.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。楽しめたし、よく出来ていたと思うので、納得の数字である。ちなみに約2年半前に放送された『BG』第1章(全9話)は平均で15.2%だった。

キムタクと脚本を担当する井上由美子さん(58)の好連携が実を結んでいるとも言えるだろう。井上さんは脚本界で最高の栄誉「向田邦子賞」を2006年に得た名手である上、キムタクとは『ギフト』(フジテレビ、1997年)以来の仲で、彼の持ち味や生かし方を熟知している。

『BG~身辺警護人~』より

主人公のボディーガード・島崎章も47歳のキムタクが演じるのに似つかわしい役だ。

「バツイチのシングルファザー。父親としては情けない」

「第2章では勤務先のKICKSガードの利益優先主義が我慢できず、弱き者の盾になるという理想の追求のため、個人で『島崎警備』を立ち上げる」

格好いいキムタクには食傷気味だが、あまりに格好悪いキムタクでは持ち味が台なしになってしまう。ちょうど良い感じがする。40代後半で経営陣と衝突し、脱サラするという設定もリアルだ。