7月 6日 英飛行船・R34が大西洋横断に成功(1919年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1919年の今日、イギリスの飛行船・R34が飛行船として初めて大西洋横断に成功しました。

 

軍事利用もささやかれていた飛行船が、世界大戦の翌年に平和なニュースをもたらしました。

大西洋を横断してアメリカに着陸するR34 Photo by Getty Images

第一次世界大戦中、イギリスは飛行機の発着地となりうる飛行船の開発を進めており、本土に不時着したドイツのツェッペリン飛行船を回収したことでますます開発が進むかに思われました。ところが飛行船の完成するころには終戦を迎えてしまい、R33級およびR34級は民生用へと生まれ変わることとなりました。

こうして迎えた世界大戦の翌年、イギリス軍のジョージ・スコットの指揮のもと、R34は大西洋横断を目指して飛び立ちました。およそ106時間をかけて燃料をほとんど使い果たしながらも、R34はアメリカ東海岸のニューヨーク州・ロングアイランドに到着しました。

イギリスへの帰還も無事に成功し、クルーたちは大西洋横断を果たした英雄として迎えられました。しかしR34自体は1921年、訓練中にプロペラを失う事故に遭ってしまい、破棄されることとなりました。

イギリスに帰還後、英雄として迎えられるジョージ・スコット指揮官 Photo by Getty Images