巣ごもりで不足するビタミンD

また、夏本番ともなれば紫外線対策をする方が多く見られますが、あまりに過剰な紫外線予防や体の日照不足は骨作りに影響を及ぼします。紫外線をシャットアウトすると、ビタミンDが不足してしまいます。紫外線によって皮膚で作られるのはシミのもとであるメラニン色素だけではありません。ビタミンDも合成されるのです。

ビタミンDは特殊なビタミンで、食事から摂取するだけでなく、紫外線を浴びることでも合成されます。人間の体の中でカルシウムの吸収を助けたり、カルシウムが骨に沈着するのをサポートする重要な働きがあります。それだけでなく、近年の研究では、ビタミンDがカルシウム代謝の調整だけでなく、免疫力の調整、動脈硬化予防、高血圧、糖尿病予防、発ガン予防、認知症予防などに効果があるとされています。

現代人にはビタミンDが不足していることは、欧米では2000年初頭から指摘されており、意識的に摂るようにと発信されています。ビタミンDは免疫力をサポートする重要な栄養素ですからこの時期しっかり摂っていただきたいものです。ビタミンDにはD2からD7までありますが人間にとって重要なビタミンDはD2(植物由来のもの)とD3(動物由来のもの)の2つです。

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ビタミンDは鮭・マス・ウナギなどの魚類ときのこ類に含まれており、穀類や肉類にはあまり含まれていません。そこで暑い夏におすすめのメニューは「ウナギときくらげ、卵の炒め物」や「シラスと椎茸の胡麻和えを具材にした冷や汁風」などがおすすめです。

夏だからとスタミナメニューと言って肉ばかり食べていると骨つくりが粗末になってしまうので注意してください。今年の夏は魚ときのこ中心のメニューで免疫力のある体つくりを目指してはいかがでしょうか。