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アメリカで意見が真っ二つに分かれる「ボルトン暴露本」本当の評価

現地での受け止められ方は…?

米国書店ではまずまずの売れ行き

トランプ政権で国家安全保障を担当してきた前大統領補佐官、ジョン・ボルトン氏による回顧録『The Room Where It Happened: A White House Memoir』(それが起こった部屋:ホワイトハウス回顧録)が6月23日、アメリカで発売された。

出版元のSimon & Schuster社によると、発売1週目ですでに78万部が売れたそうで、100万部突破に向け現在11刷目の準備を進めている。米アマゾンベストセラーランキングでも「今週の1位」になっている。

ニューヨークの書店に売れ行きを見に行ったところ、1軒目の小型店では売り切れだった。入荷制限で5冊しか入荷できず、発売日当日に完売したそうだ。

別の大型書店では入り口近くの目立つ場所に特別コーナーが設けられており、20冊以上が平積みされていた。スタッフに売れ行きを尋ねると「一般的な暴露本と比べて大ヒットとまではいかないまでも、まずまずの売れゆき」だと言う。

発売週の週末、ニューヨークの大型書店を覗いてみると、入り口近くの目立つ場所に特別コーナーが設けられていた。photo/Kasumi Abe
 

この本には、トランプ政権による対日本、中国、北朝鮮、ロシアなど各国との外交の舞台裏が、ボルトン氏の視点で書かれている。さすがは元側近だけあって描写されている内情はこと細かい。これまで報道されてきた歴史的なシーンの裏側で行われたとされる言動の詳細が明かされている。

それらの記述を通して、ボルトン氏はトランプ大統領を批判しているのだ。「無知で、外交政策がとっちらかっており、世界をリードする国の代表としての資質に欠け、職務を遂行する能力がない」と。