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マキロイも実践!「飛距離が圧倒的に伸びる」ゴルフスイング3大法則

集中連載「科学的ゴルフ上達法」第4回

累計9万部突破の大ベストセラー『世界標準のスイングが身につく科学的ゴルフ上達法』シリーズに、待望の「実践編」が登場!

早くも大反響をいただいています。

【写真】書店店頭丸善日本橋店「1階話題書コーナー」にて、“シブコ本”と共演!

その刊行を記念して、著者である板橋繁コーチに特別インタビューを敢行。

第4回は、世界ランクトップに立つ、“飛ばし屋”マキロイ選手のスイングの秘密から、「飛距離を驚異的に伸ばす」3つの秘密に迫ります!

最先端のスイング理論に基づいた「世界標準のスイング」習得法を大公開!

(取材・文/水品 壽孝)

「小柄なのに飛距離が出る」マキロイの秘密

現在、世界ランキング1位に君臨しているローリー・マキロイ。

175cm、73kgと、欧米の選手のなかでは小柄なマキロイだが、昨シーズンのドライビングディスタンスでは平均315・5ヤードを記録して2位にランキングされるなど、ツアー屈指の飛ばし屋としても知られている。

【写真】ローリー・マキロイ
  ローリー・マキロイ photo by gettyimages

そのマキロイのスイングを分析すると、ある特徴が浮かび上がってきた。

──回転スピードの速さだ。

最新の機器でマキロイを分析したところ、1秒間に700度回転するスピードで腰を回転させていたという。一般ゴルファーの場合、1秒間で350度回転するのが平均というから、マキロイは一般ゴルファーの約2倍のスピードで回転しているわけだ。

ちなみに、この腰の回転スピードは、PGAツアーの平均でも1秒間で550度程度だという。すなわち、マキロイは、トッププロの平均値と比べても、およそ1・3倍の速さで回転していることになる。

この高速回転こそが「マキロイの飛ばしの秘密」であると、板橋氏は断言する。

「マキロイの特徴は、効率よく体を使って『クラブを加速させている』ことです。背中側にクラブを残したまま体の回転で打っているので、インパクト後もヘッドが加速し続けます。

マキロイの右肩の動きに注目してください。彼の右肩は、インパクトゾーンで止まることなく、動き続けています。体の正面で腕を返すのではなく、クラブを背中側に残したまま回転し続けている証拠です。

インパクトゾーンで体の回転を止めることなく回り続けることで、クラブヘッドはグングン加速していきます」

トッププロが理想とする「インパクトゾーン」

欧米のトッププロたちがいま、インパクトを「点」ではなく、「ゾーン」としてとらえ、スイングしていることは、前回の記事で板橋氏が解説してくれたとおりだ。

つねにクラブヘッドよりもグリップが前にある「ハンドファースト」の状態がキープされ、グリップエンドが左腰横を直角に抜けていくときは、右手首は背屈し、左手首は掌屈して通過する。インパクト後も、クラブヘッドがグリップを追い越すことはない。シャフトの内側がなるべく右脚の太ももから離れないように、目の前の大木をすり抜けるイメージで、クラブが「ハの字」を描くように小さくターンする──。

これが、欧米のトッププロたちのインパクトゾーンのイメージだった。

マキロイは、このインパクトゾーンで体を高速回転させることで、300ヤードを楽に超えるビッグドライブを生み出しているというわけだ。

「インパクトゾーンは、スイング中で体の回転力が最も必要とされる部分です。ハンドファーストで小さく、素早く回転し、フォロー側でクラブを加速させます」(板橋氏)

そして、そのために欠かせない重要な要素があるという。なにか?