FRaU Webでフリーアナウンサー中村仁美さんが連載している「騒がしくも愛おしい日々」(毎月1回・第1水曜日更新)。さまぁ~ずの大竹一樹さんとの結婚後、母として、妻として、そして一人の女性として、感じたこと、考えたことを、中村仁美さんならではの目線で綴っています。

今回は、先月の6月8日に誕生日を迎えた中村さんが「40代になって感じたこと」について。子供たちの小学校や幼稚園、習い事も再スタートし始めた今、以前より体を動かすようになって気づいたこととは? 三男くんの出産や育児、また新型コロナウイルスなど、大きな環境の変化と向き合ってきたこの1年を振り返って、今改めて思うことを綴っていただきました。

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学校は勉強だけじゃない

6月から止まっていたものが徐々に動き始めました。
街の雰囲気も変わり、我が家の行動範囲も少しずつ広がっています。
通う日数と滞在時間はこれまでの半分以下ですが、息子達の小学校と幼稚園も数ヵ月ぶりにスタートしました。

次男は久々の幼稚園になかなかペースがつかめなかったようで、大半の時間をブロック片手に教室をウロウロし、帰り際にやっとエンジンがかかってきました、とお迎え時に先生からのご報告。次男と手をつなぎながらの帰り道、話す声のボリュームはいつもより大きく、見下ろした次男の表情はなんだか満足げに見えました。

久々に両家が集まり、三男と自粛中でできなかった長男の合同誕生日会を開催! 写真提供/中村仁美

長男は、新しい担任の先生が校内で怖くて有名な先生だったらしく、少し緊張気味で登校したのですが……

帰宅するなり「お母さん! 先生がめちゃくちゃ面白い先生だった!」という言葉を皮切りに、短時間の登校ではあったのですが、その日の学校でのあれやこれやを興奮気味に話してくれました。

都内の感染者数の動向や小学校でクラスターが発生した、などのニュースを聞くと、子供たちの感染への不安は0ではありません。ですが、先生方の徹底した感染対策に、その労力は大変なものであろうと想像に難くなく、本当に頭が下がります。

帰宅時の子供たちの表情を見るにつけ、「学校は勉強を教わるだけではない、子供達にとって先生やお友達との関わり合いが、とてもとても大切な時間なんだ」ということを改めて思い知らされました。勿論、学校生活が楽しいことばかりではないと実体験からも理解しています。でも、そういったことも全てひっくるめて、家では教えてあげられない、まさに“学びの場”なのだと。

そんなこと親になるずっと前から百も承知のつもりでいましたが、今回の自粛生活の果ての登校で、より深く実感しました。どんなにリモートワークが進もうと、人と人との繋がりなくして生きていくことはできませんもんね。そういった他者との繋がりを糧に、社会の荒波の中でも折れない心を学校生活で養って欲しいものです。