2020年度、学習指導要領の改定により、小学3年生から英語の授業(外国語活動)が始まり、小学5年生からは英語が教科化=成績がつけられるようになりました。この新課程が実際にスタートしたのは、コロナ休校明け、まさに始まったばかり。ますますグローバル化していく社会の中で、英語力を身につけることが日本の子どもたちにとって、生き抜いていくための必須事項となるからなのは間違いありません。

ただその日本の英語教育で、これからの時代に必要な英語を本当に身につけられるのか、と疑問を呈するのが、大分で幼児から高校生まで無学年制の英語教室を主宰する廣津留真理さん。廣津留さんが編み出した初めから難しいことをする「ロケットスタート型」の独自の英語学習をベースにして、一人娘のすみれさんは、海外滞在経験なしに大分の公立高校からハーバード大学現役合格&首席卒業。また、廣津留さんの英語教室では幼児が英検3級(中学卒業レベル)、小学生が英検2級(高校卒業レベル)に合格する例が続出しているのだとか。イエール大学や東京大学といった難関大学に合格する教え子たちも。

では、子どもの未来のために英語学習は今、どのようにアップデートするべきなのか。コロナ自粛期間中の学習の遅れも気になるなか、この先本当に必要な英語力を子どもに身につけさせるにはどうすればいいのか。ひろつる式英語学習を家庭で実践できるドリル『英語ぐんぐんニャードリル ひろつるメソッド 最短最速! ゼロから一気に中2終了』が発売されたばかりの廣津留さんに教えてもらいます。

廣津留真理
ディリーゴ英語教室代表/一般社団法人Summer in JAPAN(SIJ)代表理事兼CEO/株式会社ディリーゴ代表取締役。大分県在住。早稲田大学卒業。一人娘のすみれさんへの家庭内での学習指導経験を踏まえて編み出した独自の「ひろつるメソッド®︎」を確立。大分県の英語教室やオンラインスクール、全国各地のセミナーにて、これまでのべ8000人を指導。たった週1回75分のレッスン1年で、英語学習経験ゼロの小学生が、英検3〜2級に合格する例が続出。生産性の高い、お財布と時間にやさしい英語4技能学習法としてテレビや雑誌で取り上げられる。また、グローバル人材育成と進んだ英語教育を目的として行っている現役ハーバード大学生が講師陣のサマースクールSummer in JAPAN(2012年設立)の活動により、2014年、経済産業省の「キャリア教育アワード奨励賞」を受賞。著書に『成功する家庭教育 最強の教科書』『英語ぐんぐんニャードリル ひろつるメソッド 最短最速! ゼロから一気に中2終了』(講談社)など。

子ども英語にABCの書き取りは不要

I like apples. 

どんなに英語が苦手、という日本人でも、これくらいの英文は読めますね。ネイティブでしたら幼児でも、言えて読めて書けます。けれど、この1分でできることを1年かけているのが、日本の英語教育です。

「英語くらいできなくては」と、幼児のうちから英語教室に入れて学ばせる保護者も多いと思いますが、そこで行われているのはたいてい、英語の歌を歌ったり、ゲームをしたり、ABCのアルファベットを書いたり、といったことでしょう。

私が主催する英語教育、家庭教育のセミナーにいらっしゃるお父さんお母さんたちはみなさん「10年先、20年先の社会でも、世界のどこでも生きていける子を育てたい」とおっしゃいます。私も同感ですが、ネイティブの幼児レベルの内容を時間をかけて学んでいて、果たして社会に出るまでに一生もののグローバル英語を身につけることができるのかは疑問です。

子どもの英語学習には、ABCの書き取り不要、歌やゲーム不要、文法説明不要、というのが私の持論。私が全国、オンラインで行っている単発講座「ゼロから一気に中2終了レッスン」は、たった1回70分の英語学習で、経験なしの幼児でも小学生でも、英検4級レベル(中学2年生終了程度)まで一気に到達します。ABCも書けないお子さんが、教室に入って70分後には、保護者世代が中2で習っていた英語長文がわかるのです。子どもを「幼稚」な存在としてあつかっているのは大人だけ。子どもは驚くほどのスピードであらゆる知識を吸収していく、未来からきた人類なのです。

幼い子に書き取りが不要、の理由は……Photo by iStock