7月 4日 ジョージ・エベレスト誕生(1790年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1790年のこの日、インド測量長官として活躍したイギリスの測量家・地理学者のジョージ・エベレスト(George Everest、1790~1866) が生まれました。

 

「エベレスト」という名前を聞いてピンとくる方も多いと思いますが、地球最高峰として知られるエベレスト山の名前のもとになった人物です。

ジョージ・エベレスト(George Everest) photo by Getty Images

彼はバッキンガムシャー州マーロウの王立陸軍士官学校で学んだ後、16歳で東インド会社に入隊し、インドへ向かいました。

インドでは、この亜大陸全体を測量しようという「大三角測量」計画を始めたウィリアム・ラムトン(1753-1823)の助手となり、インド最南端からネパールにかけての子午線弧の測量などで活躍しました。

その後、1830年に彼はインド測量長官に就任。任を解かれる1843年まで、東インド会社に献身的に尽くしました。

彼が退任してイギリス本国へ戻ってしばらくした後、インドでは世界最高峰と思しき標高8848mの山の命名を巡って議論が巻き起こりました。

当時、この山はすでにチベット語で「世界の母なる女神」を意味する「チョモランマ」という名前がついていましたが、東インド会社の人々はこの呼び名を知らず、一時的に「ピークXV」と呼んでいました。

そんな中、最初に「ピークXV」を正確に観測したアンドリュー・スコット・ウォー(1810-1878)が自分の前任の測量長官であったエベレストをたたえる意味で「エベレスト山」とすることを提案、1865年にこれが正式に認められます。

エベレスト山 photo by Getty Images

ちなみに、エベレスト本人は自分がエベレスト山の発見・測量に何も功績がないこと、そしてヒンディー語が喋れないことを理由にこの名前を拒んでいたそうです。