混合ワクチン、
毎年打たなくていいってほんと?

普段は室内飼いで、たまに近所を散歩する程度、と言った場合は5種で十分だろう。
その場合は、実はこの混合ワクチンを毎年接種する必要はない
前述したWASAVAのガイドラインには、子犬のときにしっかりワクチンを打ち、26または52週齢後にブースター(追加接種)を行った後は、「3年もしくはそれ以上の間隔をあけて再接種を行う」と明記されている。つまり子犬のときと、その後の1回ワクチンを打った後は、多くとも3年に1回ワクチンを打てばよい、ということになる(ただしレプトスプラ病を予防したい場合は毎年接種しなければならないので注意が必要だ)。

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しかし、このガイドラインはまだまだ日本国内に浸透しているとは言い難く、トリミングサロンやペットホテルでは1年以内のワクチン接種証明書を求められることも多いだろう。

そのため、当院ではコアワクチンの「抗体検査」というものを行なっている。これは、ワクチンがまだ効いているかどうかを調べるための検査で、血を数滴採取できれば、30分ほどで簡単に調べることができる。そのため、フィラリア症の抗原検査や健康診断のために採血し、そのついでに抗体検査を行うことが可能だ。
証明書も発行できるため、トリミングやペットホテルに行く際も困らない。過去にワクチンアレルギーを起こしたことがある場合はもちろん、必要以上のワクチン接種をためらう方は多く、丁寧に説明するとこの抗体検査を選ぶオーナーさんの方が多い。

参考までに、当院での犬のワクチン接種のフローチャートを紹介しておく。

残念なことにまだワクチンの抗体検査を行なっている病院は少ないが、下記のホームページで抗体検査の詳細と、簡易抗体検査キットを使用している病院を調べることができる。
https://vaccicheck.jp/lp/
愛犬に不必要なワクチン接種をしたくない方は、近所に取扱病院があるか調べてみてもよいだろう。