G20大阪サミット2019より photo by gettyimages

ボルトン回顧本の衝撃内容…知られざるトランプと安倍首相の蜜月

対北朝鮮で、強くクギを刺した人物は…

米アマゾンのベストセラー1位

6月23日に出版されたジョン・ボルトン前米大統領補佐官(国家安全保障担当)の回顧録「THE ROOM WHERE IT HAPPENED(それが起きた部屋)」は直ちに米アマゾンのベストセラー順位で1位となった。

発売前から米メディアが大々的に取り上げたこともあり、日本の新聞各紙(24日付朝刊)はその内容紹介と現地での反応を報じた。

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最も多くのスペースを割いて報道した読売新聞は、総合面に「トランプ外交 危うさ暴露―ボルトン氏回顧録、『在日米軍経費80億ドル要求』」の見出しを取り、回顧録の主たる趣旨を紹介した上で、国際面でも「ボルトン回顧録―第1回米朝首脳会談 トランプ発言に衝撃、『米韓演習中止』唐突に」と題して、2018年6月にシンガポールで行われた史上初の米朝首脳会談についての裏話を詳述している。

新聞各紙の見出し朝日新聞:「ボルトン氏回顧録『米軍関連費80億ドルと伝えた』―負担増トランプ氏意向」、産経新聞:「ボルトン氏内幕本発売―米朝合意文書に『拉致』要求、トランプ氏全首脳会談で要求」と「軍駐留費の増額要求―日本、米の出方見極め」、日本経済新聞:「米朝首脳会談時の『終戦宣言』―ボルトン氏が『待った』―回顧録で内幕、トランプ氏に助言」から分かるように、ドナルド・トランプ大統領が日本に在日米軍駐留経費の負担増(「思いやり予算」)を求めていることに焦点が当てられている。

外務省の秋葉剛男外務次官と鈴木量博北米局長は23日夕、官邸で安倍晋三首相と会い、回顧録出版の経緯を報告すると同時に、この80億ドル問題について協議した。筆者の承知する限り、昨年1年間で安倍・トランプ会談は5回(4月26日ワシントン、5月27日国賓来日、6月28日G20大阪サミット、8月25日G7ビアリッツ・サミット、9月25日国連総会)行われたが、米側から公式に日本側負担年間80億ドルを要請された事実はない。

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