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バフェット指標を見よ、米国コロナ対策バブルは「崩壊危険水域」の現実

バブルと格差で2極化の世界に追い打ち

コロナバブルと格差問題

本論はコロナショックで格差問題が拡大する現象を議論したい。

コロナショックの影響は、中小零細企業を中心とした「face to face」の生活産業に影響が及び経済成長を引き下げる。一方、コロナショックに対処した世界的な金融緩和主導のマクロ政策は、株式市場を中心とした資産価格の押し上げにつながる2極化をもたらす。

そもそも、コロナ問題が生じる以前から金融緩和の潮流が格差拡大をもたらしていたが、コロナショックで中小零細企業や非正規労働者等の経済弱者が苦しむ一方、資産価格上昇により格差が一層拡大することになった。

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コロナショックでの経済対策が皮肉にも「持つもの」の富を拡大させ、コロナショック自体が「弱者」を一段と直撃する矛盾だ。

 

しかも、コロナショックでは弱者救済の名の下に、未曽有の金融拡張が正当化されることでコロナバブルに至る可能性もある。

以下ではそうした格差拡大の生成過程をたどりながら問題を議論する。