自粛が解除され、仕事やプライベートなど以前の暮らしを少しずつ取り戻し始めている中、今後私たちの「働き方」はどんな風に変わっていくのか。また、それに伴うストレスにはどう対処すればよいのだろうか。

前回の「睡眠障害やうつを克服する『ストレス対処の3ステップ』」に続き、今回は職場でのメンタルケアについてご紹介する。以下、櫻本真理さんのnote「コロナうつにならないために、リーダーが最低限知っておきたいメンタルヘルスの基礎知識」から一部引用する。

まずは「目的を明確にする」

環境変化が大きいとき、目標で管理しようとすると、未達になってしまうことで不安が増大して、拠り所を失って自己効力感が下がってしまうことも。目標と、その先にある目的の違いについてしっかり理解し、それらを明確にすることが大切です。

「環境や価値観が変化するときは、『目標』がズレやすくなってくるので注意が必要です。例えば、『資格を取る』『3キロ痩せる』といった目標を立てている人がいるとします。考えたいのは、その目標を達成することで、一体何を得たいのか。『資格を取る』を目標にした背景には、『もっといい仕事に就く』という思いがあるかもしれません。より解像度を上げると、『やりがいのある仕事をする』ということかもしれません。『社会の役に立つ』『幸せな人生を送る』などの最終ゴールを示すものを『目的』といいます。『資格を取る』『3キロ痩せる』などは、それを達成するための手段として設けるもの。これを『目標』といいます。」

「リーダーの場合」は、メンバーの不安を煽らない

不安を煽ることで前向きになれる人と、ストレス過剰になってしまう人がいます。「わからない」が不安の元になるので、「何がわからないか」「何がわかっているか」を整理すること、「一人一人がやるべきことを明確にする」「不安を受けとめる」ことを意識しましょう。

また、zoomなどのオンラインコミュニケーションにも、ストレスを感じる人とそうでない人がいます。リーダー自身がオンラインコミュニケーションに適応できていたとしても、普段から人の空気や感情を察知しながら仕事をしている人や、人との繋がりを大切にする人、発信を遠慮しがちな人にとっては、大きなストレスになることも。雑談による近況のシェアや、小さな声に気づく姿勢、一人一人の状態への配慮を忘れないようにしましょう。

リーダーの健康は、チームの健康に大きな影響を与えます。責任感のある人ほど、自分を犠牲にしたり自分を責めたりして、自身の不調に気づくのが遅れてしまったり。チームのためにも自分が元気であれるよう、自分が苦しいときのケアも意識しましょう。