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# 新型コロナウイルス # 借金

「カモフラージュ闇金」に手を出すな!これから借金デビューする人の鉄則

プロが教える「賢い借り方」

新型コロナウイルス感染症の影響により、企業の売上減や事業の停止、倒産などが全国規模で起こり、多くの労働者が影響を受けている。緊急事態宣言が解除されたとはいえ、経済活動が回復するのはまだまだ先のことになるだろう。

勤務先の急な倒産、休業による収入ダウン、経営状態の悪化による解雇などによって経済的に立ちゆかなくなり、借金を考えはじめる人も多い。

「お金を借りてその場をしのげればいいという考え方は大変危険です。借金をする前に、おさえておくべきポイントというものがあるのです」

そう語るのは、これまでに1万件もの借金問題を解決し、総額12億円以上の過払い金を回収してきた司法書士で、著書『借金は9割返せる!』が話題の福田亮氏だ。福田氏から、初めて借金をする際に気をつけるべきポイントについて話を伺った。

良い借金と良くない借金

借金には、「良い借金」と「良くない借金」があります。

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良い借金というのは、その借金によって新たな利益を得ることができるもの。たとえば、設備投資のための借金とか、広告費や材料費に充てるための借金です。手元の現金が足らないので借り入れはするものの、借りたお金を原資に事業を回し、それ以上の利益を得るための借金は、良い借金と言えます。

それに対して、良くない借金というのは、「良い借金以外の全ての借金」のことを指します。浪費やギャンブルなどはもちろんのこと、食費や家賃のためのいわゆる生活費のための借金も、良くない借金です。

ギャンブルと生活費を同列として扱うことに違和感を持たれるかもしれませんが、今後の生活を苦しくする借金という意味では、同じ仲間なのです。

生活費が足りないなら、まずは家計簿をつけて生活を見直しましょう。

私が司法書士として借金問題解決の依頼をこなしてきた経験上、「どんなに節約してもお金が足りないんです」という方でも、私のほうから「では今月から、1円単位で毎月正確な家計簿をつけてみてください」とお願いすると、「家計簿をつけはじめてみたら、意外なほど多く無駄な支出がありました。最初から家計像をつけていれば、借金なんてしなくて済んだのに…」とおっしゃる場合が多いです。

家計線を正確につけることで、家計の無駄が「見える化」しますので、家計簿は是非つけるようにしてください。

 

それでも足りなければ、親や親戚など、身近な人に相談すべきです。とはいえ、このご時世ですから、親戚から援助を断られることもあると思います。そうなったら、行政による新型コロナウイルス感染症に伴う各種支援や生活保護などに頼る。この順番で検討すべきです。

また、浪費やギャンブルについては、お金が無いなら絶対にやってはいけません。コロナの影響で経済的な苦境に立たされているというのに、浪費やギャンブルに興じている場合ではありません。