待ちに待ったプロ野球の開幕から1週間が過ぎた。初めての無観客での公式戦にみんな戸惑いながらも、シーズン序盤の戦いが続いている。

球場に入れない以上、ファンとしてはテレビ中継や配信で視聴するしかないのかと思えば、実は、神宮球場には生で観戦する驚きの裏技が! 燕党ライターが試みた、「無観客試合ライブ観戦記」をレポートする。

試合開催日とは思えないほど閑散とした球場入り口

3塁側にそびえ立つビル、あれは……

遡ること3年前、神宮球場の周囲はどこもかしこも工事中だった。スタンドからは、予定より遅れて着工した国立競技場建設のクレーンがにょきにょき生えているのが見えたし、3塁側にも新しいビルが、通りを挟んだ隣に、ちょうど球場の壁のように建てられていた。神宮外苑の森を渡って吹き抜けていく風が最高に気持ちよかったのに、なんだよっ、あのビルは!と疎ましい思いで見上げていたのが、2017年に移転オープンした日本青年館である。

日本青年館は、多目的ホール、会議室、日本青年団協議会の事務局などが入る複合施設。その高層階部分が、日本青年館ホテルだ。ヤクルトファンなら誰しも、「あのホテルからグラウンド見えるよね、どうなんだろ」「いや、でもやっぱり球場でビール飲むほうがいいかな」などと思い巡らせたことがあるだろう。

まだ真新しく見える日本青年館。1階にはカフェやコンビニもあり

無観客での開幕と試合日程が発表されたタイミングで、ふと思い立ってホテルのHPを覗いてみると、「神宮球場側のお部屋確約プラン」なるものが。今だ、これだ! 平日のナイター開催日に予約を入れた。同じことを考える人はいるもので、数週間後のSNSには開幕戦をホテルから観た人の感想がいくつかあがっていた。期待が高まる。