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ポケモンが「歯みがき」や「睡眠」すらゲームに変えてしまうワケ

ゲームは“ただの娯楽”を超えつつある
渡邉 卓也 プロフィール

ゲームが治療薬、推薦図書になる時代に

CNNによると、米食品医薬品局がADHDの治療に利用できるゲーム『EndeavorRX』を承認したという。特定のADHDかつ8~12歳の子供のみに処方されるとのことで、ゲームが治療薬のように扱われる時代になっているわけだ。

また、よりシンプルにゲームが活用されることもある。戦時中における一般市民の生活を体験するサバイバルシミュレーションゲーム『This War of Mine』は、2020年度からポーランドの国民教育省による公式推薦図書リストに追加されるというのだ。

『This War of Mine』2014年(画像:Steamより)
 

『This War of Mine』は戦争をシビアに描いた作品であり、人間の倫理や哲学などにも関わってくる。書籍が道徳の授業で用いられるのであれば、シリアスなテーマを用いたゲームが同様に扱われてもおかしくないだろう。

ブロックを積み上げて自由にものを作るサンドボックスゲーム『マインクラフト』が教育機関で利用されているのも有名だ。この作品は海外のみならず日本でも立命館小学校などで活用されており、もはや単なる娯楽の領域を越えた存在になりつつある。

人間はより多くのことを学び鍛錬すべきだが、ひたすらに学習するばかりではつらいだけだ。しかし、それを楽しくできるようにすればもっと生活が豊かになるだろう。そして、それを可能にしてくれるツール兼遊びがゲームなのである。

株式会社ポケモンもまた同様に、エンターテイメントの可能性を見据えているのだろう。だからこそ、ポケモンの歯みがきゲームや睡眠ゲームも展開している。もはや「たかがゲーム」といえる時代は終わりに近づいているのかもしれない。

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