# ポケモン # ゲーム # 任天堂

ポケモンが「歯みがき」や「睡眠」すらゲームに変えてしまうワケ

ゲームは“ただの娯楽”を超えつつある
渡邉 卓也 プロフィール

「遊び」と「学び」は密接している

こうしてゲームを実用的に使う動きは徐々に増えているわけだが、ゲーム慣れしていない人からすると、「娯楽が本当に役に立つのか」と思うかもしれない。しかし、そもそも人間にとって、遊びとはとても重要なことだ。

たとえば「ごっこ遊び」。ごっこ遊びは子供が大人の行動を模倣するものである。子供からすれば大人の行動は理解しがたいものであり、その模倣をすることで何をすべきか、すべきでないかとなんとなく理解していくわけだ。

絵や文章を書く場合も模倣が有効だ。好きな絵・文章を真似ていくうちにその技術の一部を身につけることができるうえ、コツをつかめるようになる。「好きこそ物の上手なれ」といった言葉があるように、楽しい遊びが何よりの学習になるのは間違いない。

『リングフィット アドベンチャー』2019年
 

もちろん、明らかに娯楽として作られたものにおける学びは副次的なものではある。しかし、逆にいえば遊びをうまく作れば得られる利益も増幅させられる

だからこそ、前述したように『リングフィット アドベンチャー』や『ポケモンGO』のような作品もある。ポケモンは歯みがきや睡眠をエンターテイメント化しているわけだ。

こうしたゲームのデザインや仕組みを実用的なものに扱う「ゲーミフィケーション」という概念の他に、教育や医療の分野に向けて作られる「シリアスゲーム」と呼ばれるジャンルも存在する。

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