都知事選、一番目立つ山本太郎でも「大旋風」を起こせない理由

耳に心地いい政策を訴えるが…
安積 明子 プロフィール

立憲民主党の選挙では体験できなかったこの時の快感が忘れられないのだろう。須藤氏は24日の演説会ではさらにパワー全開で演説している。

「元気ですか!元気があれば、何でもできる。今日も須藤元気、山本太郎さんの応援にやってまいりました!」

れいわ新選組支持者に対して2度目の“お目見え”となった須藤氏は、秋葉原の時よりも慣れた感じでこう述べた。

須藤氏は昨年の参議院選の最終日に新宿で街宣車をまわしていた時、同じく新宿で“最後のお願い”をしているれいわ新選組の街宣に遭遇し、その支持者から「いつか山本太郎さんと一緒になって、国を変えてくれ」と声をかけられたエピソードを紹介。「いま山本さんと同じステージに立っているのは運命的なものだと思う」と意味深に述べている。

 

旋風を起こすのは困難

では山本氏と須藤氏がコンビを組めば、都知事選に旋風を巻き起こせるのか。彼らなら、都政を変え、国政を変えられるというのだろうか。はっきり言って、それは難しいだろう。

ひとつは都知事選に対する関心の低さだ。

新宿駅東南口は4年前の都知事選で小池知事が聴衆で埋め尽くした場所でもある。その様子は今回の山本氏の街頭演説会の比ではなかった。陸橋にも人があふれ、中には小池知事のテーマカラーである「緑のもの」を持参し、身を乗り出すようにしてそれを振っていた人が何人もいた。