# 飲食店

ひとり焼き肉チェーン「焼肉ライク」、“換気がウリ”で急浮上のワケ

ウィズコロナにマッチした戦略

「いきなり」不振のウラで…

新型コロナウイルスの影響で、今なお暗い影を落とす飲食業界。6月19日に帝国データバンクから発表された「新型コロナウイルス関連倒産」の件数によれば、それまで業種別件数トップが続いた「ホテル・旅館」を「飲食店」が調査開始以来初めて上回ったという。

休業要請、営業自粛でこれまでにない大打撃を受けた飲食店だが、緊急事態宣言解除後も、思うように客足・売り上げは伸びていない。ここ最近、そのひっ迫ぶりで注目を集めたのが「いきなり!ステーキ」だ。

コロナ禍により売り上げが一段と低迷した結果、運営元のペッパーフードサービスは先週、主力事業だった「ペッパーランチ」の売却を決定。売却資金でいきなり!ステーキの立て直しを目指す形となったことが報じられた。

そんな“ひとりステーキ”が業績不振にあえぐ一方で、同じ肉を扱うチェーン店でも、どうやら“ひとり焼き肉”の機運が高まっているという。それが、焼き肉のファストフードを標榜するチェーン店「焼肉ライク」だ。

写真:株式会社ダイニングイノベーション
 

2018年8月、東京・新橋に1店舗目をオープンした焼肉ライク。開店初日には、サラリーマンの男性客らを中心に長蛇の列ができ、話題となった。

その後も、東京・神奈川といった首都圏を中心に、熊本、新潟、岡山といった地方へも出店。また今月6日は、“焼肉の聖地”と呼ばれる大阪・鶴橋にも出店するなど、コロナ禍で他の飲食店が閉店ラッシュにあえぐ中、積極的な姿勢を見せている。

なぜ、焼肉ライクはここまで強気に出られるのか。その理由は、昨今求められている「新しい生活様式」にマッチした、他社にはない「強み」に隠されているようだ。