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温暖化・異常気象で食糧が足りなくなる!?

コンビニやスーパーに、たくさんの食材が並ぶ日本。
「健康のために何を食べたらいいだろう」「太らないためにどう食事をコントロールしようか…」などと悩むことができる私たちは、世界の中でもかなり恵まれている食糧環境にあると言っていいだろう。

いま、世界では9人に1人、8億人が食糧不足に陥っている。満足に食べられないだけでなく、飢餓で命を落とす子供や、栄養不足になり健康に生きられない人々もたくさん存在するのだ。

ただ、日本も、これから先ずっと豊富な食糧を確保し続けられるかどうかはわからない。農業や畜産業は、天候や災害の影響を受けやすい。近年は温暖化が進むにつれて、干ばつや火災、豪雨災害など気象災害が頻発、農作物の不作、耕作地の減少、作物や家畜の生育への影響などが引き起こされ、このままでは世界規模で食糧供給に混乱をもたらすとも言われている。

昨年2019年9月、オーストラリアで起こった多発的森林火災は、コロナ禍まで続き、3月7日に240日以上続いていた森林火災の鎮火宣言が出された。ひどい火傷を負い病院に次々に搬送されるコアラの姿がテレビや新聞などでも大きく取り上げられた。また、被害は火災ばかりではなく、火災が起きた土地で発生した洪水被害も甚大で、生態系や家畜への影響、果樹園などの農地も深刻な被害に遭っている。農地の被害状況は、膨大すぎて把握しきれていないという。

食糧問題や気候変動への対策は、2015年の国連サミットが採択した持続可能(サスティナブル)な開発目標「SDGs」の主要課題となっている。地球環境を悪化させず、地球上の誰一人取り残さず、いかにして食糧生産量を確保していくか――。世界的課題に対し、様々な取り組みが行われている中で、日本企業も培った技術力を役立てようと動き始めている。
温暖化の影響からか世界では干ばつや火災、豪雨災害など気象災害が頻発。農作物の不作、耕作地の減少が心配される。photo/Getty Images