4
「あなたのため」と、
何かを押しつけてくるひとには
気をつけなさい。

新米塾講師・佐倉麻衣にも苦々しい過去がある((c)高瀬志帆/小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)

誰かのためを思う気持ちは尊いものです。でも、当人の意思を無視して気持ちを押しつけることは間違いです。当人よりも自分のほうがそのひとの人生の「正解」を知っているという思い上がった発想ですから。逆にいえば、「あなたのため」と言うひとは、「あなた」の価値観や判断力をみくびっているのです。親として最も肝に銘じておきたいことですね。

5
一度決めたことを貫くのも大事、
途中で方針転換できることも大事。
でもいちばん大事なのは、どちらにしても
自分で決めること。

現実を受け入れていくことも親としての成長((c)高瀬志帆/小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)

人生においては、初志貫徹と臨機応変の両方の態度が必要ですが、どの場面でどちらが正解かはわかりません。でも自分で考えて選択しそれを正解にするための努力を続ける限り、選んだ道が遠回りになることはあっても不正解になることはありません。イソップ物語の「ロバを担いだ親子」の寓話が伝える教訓は、「自分で決めなさい」ということでしたよね。

6
決断のあと、それを活かす努力を
どれだけできるかで
その決断の価値は変わる。
つまり人生における「決断」の良し悪しは、
決断したあとに決まる。

先行き不透明な状況に損得勘定は通用しない((c)高瀬志帆/小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)

絶対にここがいちばんいい学校だと思って選んだ第一志望に進学できたとしても、そこで努力を怠ったらその道を選んで失敗だったことになってしまいます。逆に、いちばん行きたかった学校ではないところに進学することになっても、そこでこそ得られる経験から最大限に学べば、その道が正解だったことになります。つまり人生の決断においては、どんなに情報を集めてどんなに論理的に考えても、決断した時点ではその良し悪しはわからない。決断の良し悪しは、決断したあとの努力によって事後的に決定するのです。これが人生の鉄則であることは、中学受験という機会にぜひ子どもに教えてあげたいことです。